昨日(5/26)読み終えた鈴木大介『ネット右翼になった父』(講談社現代新書)が講談社から販売中止になり、同社のサイトに回収の告知がされていた。
この本の読後感を一言で書くと、正直言って甚だしく「期待外れ」の本だったが、その失望感とは別に、本書の中に非常に引っかかる箇所があった。繰り返すが、それは私が本書に失望した理由とは直接関係しない事柄にかかわる。
回収の理由が私の推測通りかどうかは全くわからないが、以下に出版元である講談社の告知文を上記リンクから引用する。
『ネット右翼になった父』に関するお知らせとお詫び
2023.05.10
いつも講談社現代新書をご愛読いただきありがとうございます。
2023年1月19日に発行いたしました、
現代新書『ネット右翼になった父』(鈴木大介著)のなかに編集上の不備がありました。
このため、一時販売を中止し、現在、再刊行に向けた準備を進めております。
既に本書をご購入されたお客様には交換を行う予定です。
詳細は改めまして弊社HPなどで告知いたします。
読者の皆様にご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
【交換に関する問い合わせ先】
gendaishinsho-koukan@kodansha.co.jp
講談社現代新書編集チーム
URL: https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000374265
私は回収(と交換)に応じようと思っているので、その理由ではないかと疑った点を含む本書の内容には一切触れない。
この記事を公開しようかどうかも迷ったのだが、もし本書をお持ちの方で回収の件をご存知ない方がおられたら、ネット検索その他で引っ掛かるようにした方が良いかと考えて公開することにした次第。