KJ's Books and Music

古寺多見(kojitaken)の本と音楽のブログ

岡田暁生

岡田暁生「バッハこそ『超近代』の作曲家」、片山杜秀「かつての古楽が現代のミニマル・ミュージックとして再び聴かれるようになった」「『ミリオタ』のショスタコーヴィチには全体主義的な響きがある」etc.

岡田暁生と片山杜秀が『ごまかさないクラシック音楽』というタイトルの対談本を新潮選書から出したらしく、本を宣伝するための対談記事が新潮の『波』のサイトに載っている。 www.shinchosha.co.jp ebook.shinchosha.co.jp 私が読んだのは対談の方だけだが、…

岡田暁生『音楽の危機 - 《第九》が歌えなくなった日』を読む 〜 ベートーヴェン「第9」が孕む「排除」と「疎外」を克服できる日は来るか

3月はあと3日を残しているが、今日まで本を10冊読んだ(但し、数はミステリー小説の飛ばし読みによって水増しされている)。その中でもっとも強い印象を受けたのは、下記『kojitakenの日記』の記事で言及した吉田徹の『アフター・リベラル』(講談社現代新書…