KJ's Books and Music

古寺多見(kojitaken)の本と音楽のブログ

 2か月更新できなかった。その間忙しかったからだが、読書量も少なかった。ただ、読んだ本の約半分が松本清張作品というのは変わらなかった。4月14日の前回の公開以後に読んだ清張作品は8タイトル10冊(上下巻が2タイトル)で、内訳はノンフィクション(『日本の黒い霧』)1タイトル、時代小説の長篇2タイトル(『かげろう絵図』、『鬼火の町』)、同短篇1タイトル(『無宿人別帳』)、現代小説(ミステリー)の長篇1タイトル(『蒼い描点』)、現代小説の短篇3タイトル(光文社文庫版『松本清張短編全集』第11巻、『死の枝』、『虚線の下絵』)だった。

 これらの中で、『かげろう絵図』と『鬼火の町』はともに徳川幕府12代将軍・家慶の時代、というより先代将軍の家斉が大御所として君臨していた頃の家斉の側室・お美代の方と、その養父として権勢をふるった中野石翁(清茂)が権勢をふるった時代を描いている。ことに、『かげろう絵図』では大御所一派と将軍一派との権力抗争が生々しく描かれている。

 当時の徳川幕府は、お美代の方という先代将軍の側室とその養父、およびその一味の重臣たちに壟断されていたといえるが、これを読んで私が思い出したのは、同じ清張の絶筆『神々の乱心』だった。原武史は、戦前日本の皇室における皇太后貞明皇后)と天皇昭和天皇)との確執を指摘し、それが19世紀前半の徳川幕府における大御所の妾・お美代の方の一派と12代将軍・家慶の一派(その筆頭は「天保の改革」で悪名高い水野越前守忠邦)との確執が重なり合うように思われたのだ。

 来年(2019年)に予定されている天皇家の代替わりのあと、三たび上皇夫妻と新天皇夫妻との確執が話題になる時代がくるのではないかと私は予感しているが、12代将軍・家慶の時代、昭和初期、それに近未来と

(すみません。うまく書けなかったので中断しています。のちほどこの記事を削除して書き直します。なおメインは『かげろう絵図』ではなく『虚線の下絵』に収録された「首相官邸」に関する簡単なメモにする予定でした)